「NewerTech Voyager Q」を購入してみた。最近よく見かける、「裸族の?」的なハードドライブソリューションだ。
現在メイン機として使用しているMacProには、内蔵に2TB分(500GB+500GB+1TB:1TBはTimeMachine用)、外付けで750GB分(FW:500GB+USB:250GB)のHDを確保している。進行中の作業書類、膨大な写真データや各種素材、終了した作業データのバックアップなどに使っている。
Web制作やDTPの仕事のみであれば、個人事業主ゆえ、それほどHD容量が必要とは思えないが、ビデオ編集が入ってくると、必要になるHDは膨大になる。例えば、まる2日間、2台のカメラを回して撮影し、編集してDVD納品のような場合、テープだけで30本を超え、使用するHD容量は200GBを超える。
このところ、ビデオ編集の仕事がたて続けに入り、ハードディスクが圧迫されてきたので、上記HDに追加してSeagate製1.5TBを購入した。ところが、どういう訳かこのHDがうまく動作しない。うまく動作しないというのは微妙な表現なのだが、MacProの4つあるドライブベイを4基のHDで満たすと、起動時間が異常にかかる(恐らく5分以上)上にやっと起動してもどれか1基のHDを認識しない。どの組み合わせでも3基なら問題ないことから購入した1.5TBのHDが不良なわけでも無さそうだ。MacProの起動時には結構な電力が必要なようなので、電力不足かとも思ったが、私のMacProにはトランスをかませてあるので、100ボルト近くは確保してあるはずだ。別の部屋からコンセントを取り直してもダメ。
そう言うわけで、内蔵できない問題の解決は後回し。とにかく購入したSeagate 1.5TBがこのままでは肥やしになってしまうので、「NewerTech Voyager Q」を導入したわけだ。ポートは、FW 400×1、FW 800×2、USB 2.0×1、eSATA×1の5ポート/4種類が搭載されている。価格は12,800円。
恐る々ホットスワップで繋いでみたが、今のところ問題無さそうだ。取りあえずFW800で繋いで、385枚写真のデータが入った総容量1.1GBのフォルダーをコピーして速度計測してみたところ、
内蔵HD→内蔵HD=約30秒
内蔵HD→NewerTech=34秒
と、まあまあ高速なようだ。
一昔前まで、HDをこの様な使い方をすること自体考えられなかった。HDと言えば大切に大切に、それこそ「箱入り娘」のように大事に扱ってきたものだ。それが今やこの様な扱い。何となくHDに申し訳ないような気もするが、大変便利に使えそうだ。また、起動ディスクにも対応している。
タイトルに「MacPro用に」と書いたが、2.5インチのHDにも対応していることから、MacBook ProのHD換装時などにも役に立ちそうだ。
置き場所は、ホコリなどの問題から床ではなく机の上になるだろうが、ケーブルを引っかけて落としそうなので、置き場所ををよく考えて使用したい。
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