iPhone 3G用に外付けバッテリ「iPhone power station」を使っている。
既にいろんなサイトやブログで紹介されているし、使っている方も多いだろうから今さら紹介するまでもないが、知り合いに「iPhone のバッテリ対策はどうしてますか?」と聞かれたので記事にしてみた。
iPhone 3Gを購入してすぐから使用しているが、これには何度か助けられている。iPhone 3Gは、バッテリの持ちがお世辞にも良いとは言えない。OS 2.2になって、Appleから「バッテリの持ちを良くしました」とアナウンスされているが、飛躍的に良くなったとは感じていない。何となく、「最初の目盛りが減るタイミングを遅くしているだけ」のような気がしている。
今、「バッテリの持ちが良くない」と書いたが、実はこの表現にはいささか違和感を感じる。Appleを擁護するつもりはないが、正確には「iPhoneを購入すると使用頻度が高くなるため、1日持たない」とか、「液晶が大きく、輝度が高いため、使用時間に対するバッテリの消費量が多いため、他の携帯電話より持続時間が短い」と言った注釈が必要だろう。日本製の携帯電話でも、これくらい大きな液晶で使用頻度も高ければ1日持たないのではないかと思っている。
さて、このiPhone power stationのこと。
バッテリが減ってきて「そろそろ充電しなければ」といった頃に、打合せなどで外出の必要があると慌てる。すぐDockに載せても10分や20分ではあまり蓄電できないからだ。しかし、これを常に充電させて持ち歩いていればまず安心だ。
「iPhone 3Gは携帯電話でもある」のだ。バッテリが切れると大変困る。
本体に挿した状態でそのままDockにも置ける。
この製品、質感はイマイチだが、iPhoneに直結できるところが良い。いわゆる、「ヒモ(ケーブル)」がない。いざ使用したいと思った時、「絡まったケーブルをほどいて、iPhoneに繋いでバッテリを取り出してケーブルに繋ぐ」なんて作業が不要だ。鞄の中で絡まったケーブルは実に鬱陶しい。鞄から取り出したらすぐに接続できる簡便さが良いし、携帯するのに邪魔にならない。鞄の隅にそっとしのばせておける。また、本体に挿した状態でそのままDockにも置ける。この場合、iPhone 3G本体とiPhone power stationの両方同時に充電されるようだ。
元々第一世代のiPhone用に開発されたものらしいので、iPhone 3Gに接続すると、微妙に反る。写真の接続部が微妙に浮いているのがお分かりだろうか。(写真をクリックで拡大)常に接続した状態で使うものでは無いが、使う度に気になる。
充電機能に関して言えば、iPhone 3G側に容量が比較的残っている状態で接続すると、iPhone 3Gへ「充電」を開始する。しかし、iPhone 3G側の容量が少ない時(おそらく20%を切った、警告が出たあたりだと思う)に接続をした場合は、iPhone 3Gへの「充電」はされないないらしい。これは、iPhone power stationの容量が、800mAhと少ないからのようだ。ただ、「充電」はしないものの、「給電」はされているので、iPhone power stationのバッテリが無くなるまではiPhone 3Gを使用することが出来る。
そのあたりの「もう一歩の詰め」が惜しいところだが、緊急の時に、背に腹はかえられない。
iPhone は携帯電話でもあるという性格を良く考慮して、ジャストフィットで本体とマッチしたデザインのバッテリを是非Appleから出していただきたいものだ。切に願ってやまない。
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