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26

【BlackBird CLUB】

26 June 2008 | OTHERS

正確な時期は覚えていませんが、割と早い時期から?Mobile?をしていました。一番最初に買ったノートパソコンは?PowerBook 550C?と言うAppleのノート型パソコン。コードネーム?BlackBird?。
その頃使っていたCentris650をそろそろ新しいマシンに買い換えようと名古屋の電気街、大須に新しいMacを物色しに行ったところ、何と帰りにはPowerBook 550Cを車に積んで帰って来てました。信号で止まっては車内で箱を開け、バッテリを入れては青になって発進し、また赤になっては起動してみたりと、妙に感動していたことを良く覚えています。
PowerBookにはあこがれがあったものの、「自分が買って使うパソコンではないかな・・・」と、何となく思っていたのですが、現物を触っているうちにそのデザインの美しさ、質感、「パソコンを持ち運べる」という機動性が頭をよぎった途端、どうしても欲しくなってしまい、今思えば僕にとってまさに究極の衝動買いでした。
当時はまだブロードバンドなんて言う環境も無く、回線速度の遅いモデムで自宅からNifty-Serveにアクセスをして情報交換をしていました。いわゆるパソコン通信ですね。回線速度は144とか288だったと思います。インターネットもやっと?ホームページ?なんて存在が世の中に知れ渡りつつありましたが、まだまだNifty-Serveでの会議室と呼ばれる情報交換の場が主流。文字だけの世界でした。普通の人から見ればいわゆる「ヲタク」に見えたでしょうね(笑)。
MacでNiftyするために、「3種の神器」などと呼ばれるツール(アプリケーション)がありました。
「ComNifty」「魔法のナイフ」「茄子」。
「ComNifty」は自分が巡回したい会議室を予め登録しておき、アクセスポイントにアクセスをし、自動的に未読のログ(書き込み)を拾ってきてくれるツール。
「魔法のナイフ」は拾ってきたログファイルを会議室別のファイルに書き出してくれるアプリケーション。
「茄子」は書き出されたログファイルを読みやすくブラウズするアプリケーション。
今で言えば、「茄子」がWebブラウザ、「ComNifty」はRSS(ちょっとニュアンスが違いますが)といった感じでしょうか。そしてその3種の神器を統括する「まな板」その他タイマーみたいなアプリケーションを併用することで、朝起床したときには未読のログを読むだけの状態になっていました。
そのNiftyの会議室にPowerBookフォーラムという会議室があり、PowerBook500シリーズの同好会【BlackBird CLUB】を立ち上げたのもその頃でした。当時PowerBook550Cと言う機種はPowerBookシリーズ中最高峰の機種で、同好会内では異常な盛り上がりを見せ、会員数は500人を超えていたと思います。
特別Macに詳しかったわけではありませんが、積極的に会議室での意見交換に参加していて、たまたま「同好会つくりませんか?」てな書込をしたところ、ROM(Read Only Member)な方からアクティブな方まで賛同の書込みが殺到し、設立に至ったわけですが、一方でこの機種以外のユーザーからは「他でやってくれ」とクレームも出てしまい、結局Nifty内にPatioを開設し、その中で意見交換が続けられました。
【BlackBird CLUB】には色んな方が見えまして、自分にとって非常に思い出深い同好会です。また、Macの事もたくさん教えていただきました。ことのほか嬉しかったのはここに集まった方々はとても人柄が良く、文字ばかりの世界では良くありがちな誹謗中傷や揉め事も無く(まぁ、若干些細なものはありましたが(笑))、とても和やかな同好会だったことです。
この同好会内でお知り合いになりご結婚されたカップルもおみえになります。
現在でも細々とではありますがメーリングリストを使って旧交をを温めています。やはり、ユーザーは東京の方が多いため、なかなか参加できずにいますが、時にはオフ会などもあるようで、発足人としては何となく嬉しく思っている訳です。
そして今日、何となくBBCの事を思い出してGoogleで検索してみましたら、何人かの方のブログに出会い、「みんな元気でやってるんだなぁ」と懐かしくなり、コメントを残させていただいてきました。またどこかでお会いできると良いなと思っています。
PowerBook550c今では非力なため使っていませんが、まだ手元にとってあるので、今度火を入れてみようかな。

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