村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」という本を薦められて読んでみた。
先日セミナー後に一緒に飲んだ、作曲家の友人から薦められたから。もともと本ってあまり読まないのだけど、第1部から第3部までほとんど3日で読み切ってしまった。読み始めると止まらなくて、こんな本は久しぶり。山崎豊子の「沈まぬ太陽」以来かなぁ。
でも読み終わって、何か消化不良と言うか不完全燃焼というか・・・。
加納マルタと、加納クレタはどこへ行ったんだろう。猫はその後どうなったんだろう。綿谷ノボルは、間宮中尉は、シナモンはナツメグは・・・。登場人物が多くしかも人物の描写が濃い。だから、その後どうなったのか気になって仕方がない。
大事な一行を読み飛ばしてしまったのかと、きっとまた初めから読み始めるような気がする。
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